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主にネタバレ&感想 ガン×2発売日直後は要注意 制作日誌もちょろり 無精なので出現率低し
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こんちはこんばんはおはようございます
春陽ですお久しぶりでございます。

先月のバレも補完できていないまま、今月分を書くというこの無謀さ!
まったくもって最低ですねスミマセンヌ。



連載も進んでいないというこの体たらくな状況ですが、大変申し訳ありません……
暫く鋼の更新をお休みし、別ジャンル作品の期間限定・別館を
用意させていただきたく思っております。

     というより、もう準備に入っております。

もう、押しカプが(といいますかキャラが)かなりの不遇っぷりでして
他サイトさんを回っても補完できなかった心の隅間を、夢で補うまでになっちまいまして。
「こんなんなら書いて昇華させるしかねぇ!」と勢いが付いちゃいましたんですよ。
できたらINDEXに別館の入り口を作りますので、もし興味が湧きましたらご来館ください☆



バレとの関係上、拍手のお返事はすぐ ↓ にて。
反転させてお読みください。

>8月7日の「いつも楽しいお話~」のかた☆

こちらこそ、いつも沢山の拍手をありがとうございます!
亀更新サイトにも拘らず、しかも別ジャンルに手をつけるに至り、
ますます更新速度が遅くなる一方という状況でして……ただ平謝りです。
別館の準備が出来次第、鋼も連載を再開させようと思っておりますので、
気が向いたときにふらりと立ち寄っていただけると嬉しいですv
拍手画面、直しておきますー。
じぶんでポチッとした事があまりないので、戻るのが大変だとは知りませんでした。
教えていただき、感謝感謝ですv

 





では、鋼のバレ&感想です。


ここを訪れてくれる方々、ポチッ☆としてくれる貴女に『愛v』




 



*:*:*:*:*



真っ白な世界。
そこを漂う鎧のアルフォンス。
どこからか差し伸べられた手をとろうとするアルフォンスに、その手の主は言う。

「まだまだ君は……利用させてもらわなきゃいけない」

その手は、鎧の形をかたどったプライドのものだった。



【鉄道橋崩落現場】

捜索指揮を執るのはグラマン。
(ブラッドレイは)見つかったか?の問いに、まだですと答える兵士。
足場が悪く、捜索は難航しているのだという。
そこへやってきたのはマイルズ。さり気なく捜索本部のテントから離れる。
大総統の行方を尋ねると、下流で部下の死体が一体上がっただけだとグラマン。
被害車両は相当な壊れようで、これで助かったら奇跡だとマイルズは呟く。
グラマンは北方軍にも協力してもらい捜索を続行し、指揮は自分が執ると宣言。
「彼奴の死体をこの目で見るまでは安心できないのだよ」
      な訳で、ワシはしばらく東を動けん。
周囲に聞こえないよう声を抑えて会話を続ける二人。
当初の作戦ではこの後、グラマンは中央を狙う手筈だったが取りやめたらしい。
中央の作戦での旨みはマスタング大佐にくれてやると言う。
しかし、顔や言い草は仕方無しといったところのグラマンだが、
腹の底では作戦の先の先を読み、リスクを計算した上でマスタングに押し付けた格好だ。
現状の国民に対するブラッドレイ政権は問題なく機能しており、
その上で軽率な動きをすれば国民や上層部の同意が得られない可能性が高い。
一歩間違えれば作戦失敗。そのときは謀反人扱いされるオチすらあると予想。
それを回避するため、自分は表立って中央で指揮は執らない   そういうことだ。
もし失敗した場合、オリヴィエとマスタングには【悪役】の汚名を着てもらい
【正義の味方】として自分が出て行こうという算段をしていた。
『少ないリスクでこの国の実権を握る』
これが老いてなお燃えあがる、グラマンの野望だった。
そしてそのグラマンの計算は見事マイルズの予想の範囲だ。
【タヌキ】グラマンと、行方知れずのアルフォンス。
彼は冷静な表情を崩すことなく、心中で思案をめぐらせていた。


【スラム近くの森・入り口】
アルフォンスの鎧がギリギリと音を立てている。
その鎧の隙間から、只ならぬ黒い影が殺気を滲ませ蠢いていた。
あまりにもイレギュラーなその様子に、エドやハインケルたちは驚きを隠せない。
予想を超え、いつもと違うアル(鎧)に「何?反抗期!?」とエドも引き気味だ。
ただ、その場に一人だけ鎧の正体に気付く者がいた。グリードだ。
足は付かないように気をつけて行動していた。
潜伏先が割れることはないと思っていた。
「クソが…なんでここがわかった」
「なんとしても裏切るのですね。もやは君は、我々にとって邪魔者でしかない」
悔しそうに歯を食いしばるグリードの問いに、プライドは答えない。
現状が飲み込めないエドワードが最低限解かるのは、あれがグリードの知り合いだということだけだ。
エドが訪ねると、一番上の兄ちゃんってところ?とわかりやすい説明。
ホムンクルスと知り、アルに変装するとは…と口にしたエドワードは、更に驚く事になる。
鎧の頭部を外し、決定的な証拠を示すプライド。
それはエドが施した【血印】
怒りがこみ上げるが、迂闊に手を出す事は出来ない。
アルという切り札を手にしているからか、プライドからは余裕が滲んでいる。
グリードはここで始末し、エドには一緒に来るように告げる。
アルの身体を人質にとられている今、攻撃もままならない。
危険な状況のなか、ハインケルたちに逃げるよう進言しようとしたエドが見たものは、背後の木の幹に隠れるハインケルたちの姿。
「うぉい、早いなコラ!!」
「俺たちの野生の感が「アレと闘うな」と言っている!!」
すっかり逃亡上等の構え。
元から逃げるように言うつもりだったエドは、それ以上突っ込まずにプライドの元へ。
エドとアルは殺せない。それは以前から無言のまま約束された事実だった。
ホムンクルスは本気を出せないが、エドたちは本気出し放題。エドは倒す気マンマンだ。
      そうです、殺しはしません。
「手足の二・三本は千切れるかもしれませんがね」
殺気を放出するように、アルの足元から飛び出す黒い陰。
その攻撃を避けようと走るエドだったが、スラムに飛び火してはいけないと土を練成して壁を作る。
壁でガードしようとしたが、そんなものでガードできるわけもなく壁は切り刻まれた。
触手のような影に顎をアッパーで狙われたグリードは、素早く顎だけを硬化し難を逃れた。
しかし、その影は細く変化し、グリードの喉元を締め上げる。
アルに続いて、グリードも人質に捕られたエドに、プライドは更に続ける。
「どうします?スラムの人間もつかまえれば言う事を聞きますか?」
その卑怯な交渉術に、グリードも「お前の嫌がるところを真っ先に突いて来る」と感心する。
ところが、エドは予想以上の事をした。
練成を分解で止め、スラム周辺の明かりという明かりを消してしまった。
光りの出るものは全て例外なく消され、周囲は闇だけになった。
静まり返る周囲。プライドの姿も消えたが、エドたちの視界も闇に消えた。
開放された勢いで背後に倒れるようによろけるグリード。
そこはハインケルたちが隠れていた木の幹だ。
どうなったか状況のわからないハインケルたちに、グリードは闇の中では互いに見えない事を説明する。
いなくなったわけではない、潜んでいるだけだ、と。
プライドは単体では動けない。【容れ物】が絶対に必要なのだ。
陰のある状況のとき、そのつながっている陰の向こう側にその【容れ物】が存在する。
「……どんな容れ物だ」
ハインケルは鋭い視線でグリードに問うた。

【森の奥】
闇の中に浮かぶ小さな影『セリム・ブラッドレイ』
影が闇に溶けた事を察知して、お互いに動けないと踏んだセリムは、スラムに明かりが戻るのを待つ構えだ。
しかし、音もなく忍び寄ったのは合成獣ハインケル。
その手の鋭い爪痕を、躊躇なく小さな背に刻み付けた。
ハインケルの急襲に逃げを決め込み走るセリムだが、ハインケルに容赦はない。
小さな子供の姿を見てもなを、躊躇なく攻撃できるとはなかなかだと感心するセリム。
たしかに子供に刃を向ける事には気が引ける、が
「『こいつは倒さなきゃやべえ』って、野生の魂が叫んでんだよ!!」
ハインケルはその華奢な身体に飛び掛ると、力任せに押しつぶした。
骨が砕ける音が辺りに響く中、感情のない瞳で、セリムは真っ直ぐにハインケルを見つめていた。

【スラム近くの森入り口】
闇の中、気配を探るように立つエド。
そこへ背後から声が掛かる。
「ゴリさんか?」
ダリウスの呼びかけに、声のほうへと歩み寄る。
アルに動いた気配がない。
動けば音がするのですぐにわかるはずだ。
そのエドの言葉に、あいつ(アル)はとりあえず置いておけと指示。
放っておくのか!?と心配顔のエドに、罠だったらどうするんだとダリウス。
とりあえずこの場を移動し、作戦を立て直す。だが。
「でも『プライド』はどうする?スラムの明かりが戻ったらまた……」
また、影ができる状況になればプライドは動く。
エドはその事を心配していた。だが、既に策は弄してある。
夜行性であるライオンの目を持つハインケルに、影の件を任せてある事をエドに告げる。
その間もグリードは考え続けていた【なぜここにいる事がわかったのか】と。
そのとき、木立の中から微かに葉刷れの音がした。
闇に浮かぶは、大きな舌とウロボロスの紋章。
途端、見えない『何か』の存在を察知し、背筋に嫌な感覚が走るダリウス。
「伏せろ!!」とエドとグリードの頭を押さえ込むダリウスの頭上をかすめ、
先の『何か』は、ダリウスたちの背後にあった木の幹に噛付いた。
毟られ、支える力のなくなった木は呆気なく倒れた。
「鋼の錬金術師のにおい、グリードのにおい」
闇から聞こえる声に聞き覚えがあるのはグリード。
そして、プライドがここを探知できたこともおのずと判明した。
プライドはグラトニーの嗅覚を使って、エドたちの後を追ってきたのだ。
エドのにおい、グリードのにおい。
もうひとつの知らないにおいは……「食べていいよね」
「ご指名だ」とダリウスに楽しそうに言うグリード。
あれもホムンクルスだと聞かされるが、あんなモンとどう戦うんだと恐々としている。
しかも何も見えない。気配で居場所が何となくわかる程度だ。
それは相手も同じで、こっちは気配、向こうはにおいが頼りだ。
「今なら五分五分で戦えるんじゃないか?」
若干の勝機はある。グリードはそう踏んだ。
「野生のカンが『やめとけ』って言ってんだけどなぁ……」
気は進まないが、
「ええいクソ!!男は度胸だ!!」
胸を叩き鳴らし、気配のほうへ突進するダリウス。
先手必勝とばかりにクロスチョップをかます。見事にヒット。
攻撃が当たった事に、ダリウスの勝機への不安が大きく確信へと変わった。
半獣化し、グラトニーの頭部を掴んで頭突きを食らわせる。
しかしあまり効いていないらしく、頭が固い・歯ごたえありそうと言われてしまう。
歯ごたえがあるものも好みか、頭から噛付こうとするグラトニーだが、
ダリウスはその顎を目一杯の力で蹴り上げた。
あまりに痛かったらしく、顎を押さえてその場を一時逃げるグラトニー。
【戦況は有利】
グリードは畳み掛けろと指示するが、夜行性ではないダリウスにはかなりの難題。
気配が伝わる接近戦でないと辛いところだ。
そこへ動く気配を見つけ、思い切り攻撃を仕掛ける……が、
「ひでぇ…ゴリさん…」
息も絶え絶えに恨み節をかましたのはエドだった。
気配だけに頼っているため、一歩間違えると同士討ちだ。
明かりをつけるとプライドの復活、暗闇だとグラトニーにやられる。
手詰まりか    そう思いかけたところで、内側から声がする。
「俺なら人造人間の気配を察知できル!この暗闇ならお前よりうまく逃げられるゾ」
苦渋の表情のグリード。
絶対的支配下に置きたいリンの精神だが、この場を切り抜けるには手は限られている。
そして、グラトニーから急襲を受けるグリード。
右腕を食い千切られ、そこで決心する。
「てめぇこの身体持ち逃げすんなよ!?」
間髪入れずに背後から食らい付くのはグラトニー。
「いっただっきー…」
「そこダ!!」
会心の一撃。
地面にめり込むグラトニー。
『おー! いいねぇ! お前と組んでよかったぜ!!』
その打撃の感触に喜び沸き立つグリード。
「どうモ!」
久々にリン、登場。

しかし、窮地の状況は変わらない。
グラトニーは空腹が満たされない事に苛立ち始めていた。
捕まえて頭から貪り食うのを諦めたグラトニーは、丸呑みすべく擬似真理の扉を開放。
気配で察知できるダリウスとリンは「ヤバイ!!」と大騒ぎだが
それ以上に大騒ぎなのは【自称】ノーマルのエド。
「おいちょっと!!お前ら何見えてんの!?ノーマルのオレに説明しろ      っ!!」
       瞬間、風を切る細く甲高い音。
半拍遅れて、グラトニーの身体から大量の血が噴出す。
新たな正体の知れない気配に、ダリウスはエドの頭を押さえつけた。
よく見えていないエドはリンの様子から何かを察しようとするが、
リンは、その風を切った気配に徐々に気付き始める。
そしてグラトニーもまた、血の海に沈みながらその新たな訪問者のにおいを探った。
「この…におい…おで、知ってる…」
そして、グラトニーの頭頂部にトドメの一撃が刺さる。
そのトドメの刃は、左腕の機械鎧から伸びた短剣。
血しぶき舞う中、短剣を挿したまま柔軟な身体を捻る。
首の骨を砕き、グラトニーの巨体を地面へと押し付けたその気配は
リンが最大の信頼を置く者の気配だった。
「…息災で何より!」
きりりっと、機械鎧がきしむ。





「待っていたぞランファン!!」




*:*:*:*:*








いやぁぁぁぁぁきた!ランファンきたぁぁぁぁ!!!(歓喜vvv)

確か、セントラルを去ってから半年くらいだったと思いますよ。
あいつが一年なら自分は半年宣言見事実行☆
素晴らしいブラボーハラショー!!!
今月はなんだかいいところなかったですガネ<主人公
合成獣のオッサン2人と人格交代皇子リン、そして見事復活のランファンに
オイシイところを全部持ってかれたって感じですね。

それにしても……疑問というか、あの解釈で合っているのかという所が。
スラムとその周辺の明かり全て(炎を含む)を消した件は、
手パンをしているというところからして錬金術の手順を踏んでるのは確実。
でも『電気と炎』って、そもそも発生するところから違っていて、
同時に消し去るってできない様な気がするんだけど……どうなんだろうか。

【消す】というよりも【分解】で止めたのはわかるんだけど。


ランファンの機械鎧、肘から短剣が1本延びているんですが、
アレはやっぱりドミニクさんの作品だろうな。
人里離れた居場所に住み、そのうえ腕の良い職人…こんな好条件、使わない手はないですもの。
もしそうなら、あのランファンの機械鎧には男のロマンがてんこ盛りですよ!
手術を受けた後、リハビリ中の息抜きにリドルさんとこのお子ちゃまと戯れたかもしれん。

それもイイ!!(喜v)


グラマンは策士ですね。
老獪といえば聞こえはいいですが、ずる賢いといった意味合いですから
それはそれで的を射ている表現だなぁとは思います。
ずるがしこくなければ上は狙えんのだよ、ふふふv
それを察しているマイルズ、さすが雪の女王の腹心です。
全てにおいて達観できる目と、冷静な判断力がものを言いますね。
これならグラマンのお守も安心です。大変そうですけど(笑)

若と臣下、この2人の久々の会話と信頼ッぷりが来月も拝めるのね!
今月は20巻も発売ですし、楽しみが沢山ですv





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