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主にネタバレ&感想 ガン×2発売日直後は要注意 制作日誌もちょろり 無精なので出現率低し
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えと、夏休みをいかがお過ごしですか?

アテクシときたら、我が家に厄介なお客さんがいらっしゃいまして、
お引取りいただくにあたって非常に難儀しましてね……もうノイローゼ寸前でした(笑)

今はもうスッキリですv


25日から暫く家を空けるので、大きな更新もしばらくはお休み。
この徒然の更新がしばしメインとなります。
気が向けば短い話が書ければ……と。


他ジャンルでも叫びたいこと多々。
バトンも廻していただいたので答えたいなぁと思ってますv


では、今月の鋼*完全詳細バレ☆
とりあえず途中までUP

いきまーすvvv








折りたたみOPEN♪




 





 




【アームストロング家】

 先日の派手な兄弟げんかのせいで屋敷の中はメチャメチャ。
内装業者が入り、本格的な改修工事が始まった。
まだ直らないかと訊くオリヴィエに、今日明日中にはと業者は言う。
それにしても何やってここまで壊れたのかと問う業者に、
オリヴィエは静かに「ただの兄弟喧嘩だ」と告げた。
 
「ご両親を強引に追い出したらしいわよ」
「前々から仲が悪かったものねぇ」
屋敷から目と鼻の先で、槌音が響く屋敷を眺める二人の夫人。
憂いの表情で、声を潜めて井戸端会議だ。
屋敷の使用人には暇を出したらしく、屋敷にはオリヴィエ以外誰も残ってはいない。
力づくで家督を奪ったものの、残った屋敷は巨大な空の箱。
オリヴィエはその巨大な箱の窓から、静かに外を眺めていた。
 広く静かな空間を、木の扉を叩く乾いた音が広がる。
振り向いた先には、穏やかな表情のマスタングが立っていた。
「貴様などに出す茶も椅子もないぞ」
ふんと鼻を鳴らし、マスタングを一瞥するオリヴィエ。
しかし、邪険に扱う素振りを見せながらも、腹の底では繋がっているらしい。
2人で中庭に出て、辺りを散策しながら当たり障りのない話をし始めた。
食事の誘いに来たと言うマスタングだが、それもまた建前だろう。
オリヴィエは「屋敷の修繕で忙しい」と即答した。
由緒正しき家柄のアームストロング家の屋敷は、大隊が入るほどに広い。
「……私にもしもの事があったら、この屋敷丸ごとくれてやってもいいぞ」
とオリヴィエは揺ぎ無い視線で言う。
弟君には?とのマスタングの問いには、
「あいつにやるなら貴様の方が髪一本ほどマシと言うことだ」と容赦ない。
少将殿に毛一本分でも信用されるとは光栄と言いながら、マスタングはあるものを差し出す。
アームストロング家当主になった祝いだと持ってきたのは、ヒヤシンスの花。
「中央には良い花屋が多いと以前言っていたでしょう」と何事もなく口にする。
それを受け取ったオリヴィエは、花束の中に小さな紙を見つける。
紙には【セリム・ブラッドレイはホムンクルス】と書かれていた。
そして最後にマスタングは、オリヴィエに対して最高の皮肉を用意していた。
「ご存知ですか?ヒヤシンスの花言葉」

満面の笑みで言った答えは……「『しとやかなかわいらしさ』」

「余計なお世話だ!」と叫ぶと、すぐ脇で炊かれていた焚き火に花束を投げ入れた。
その様子を背後で察しながら、ははははと満足げに笑いながら去っていった。


【東軍・北軍演習地】

 演習は滞りなく進んでいた。
それがかえって不気味だというのはブラッドレイ。
グラマンが何かを企んでいる事には気がついているようだ。

 地上の詰め所には、グラマンが扇を仰ぎながら戦況を眺めていた。
「うざったいなぁ」
どさくさに紛れて大砲でブラッドレイのいるとこ吹き飛ばしちゃおうか、と
声を潜めながらかなり危険な事をさらっと言うグラマン。
詰め所のマイルズに、緊急なのか部下が声を潜めて報告をしにきた。
『アルフォンス・エルリックの所在がつかめません』
ブラッドレイ側に捕まったのかと考えたマイルズだったが、
黙って捕まるような奴ではないと、引き続き捜索をするよう命じた。

 そして同じ頃、展望台のブラッドレイにも一報が飛び込んできた。
もってきたのは東部に着任したハクロ将軍だった。
ハクロの様子に、見透かしたように口火を切ったのはブラッドレイだった。
「東方軍を使ってクーデターか?」
しかし、それもブラッドレイの考えの範囲内だと言う。
涼しいその表情に乱れはない。
だが、ハクロは硬い表情のままブラッドレイに進言する。
「東と北の合同演習は囮!」
「閣下が東に来る事で手薄になった中央で、イシュヴァールの残党によるテロが行われます…がそれも囮。」

「テロを口実に混乱に乗じて、マスタング大佐と呼応し中央司令部を乗っ取る計画です!」

その裏の裏をかいた計画に、ブラッドレイはハクロの証言の裏を取った。
グラマンとは折り合いが悪く、マスタングの昇進に快く思っていなかったとの証言を得て、
ハクロの証言に信憑性があると判断した大総統は、東を部下に任せ、中央へ戻る事を決意する。

 中央へ戻る途中の政府専用車両。
部下を引き離して全ての牙を抜いたはずなのにと、
大それた事を計画したマスタングに、偉い方は呆れるばかりだ。
道中、高架橋の出口付近で、急に車両の運行が止まった。
外へ出てみると、羊の群れが線路上を横断していた。
しかし、その停車はあらかじめ計画されていたものだった。
静かに滑るように線路を行く先頭車両。
気がついたときには遅く、慌てたところでどうにもなるわけもない。
客車が残されたのは高架橋の真上。
そこにはダイナマイトが仕掛けられていた。
巨大な爆発音と共に、谷底へ崩れて落ちていく橋の残骸と客車。
「線路上の羊は排除しました。予定通り中央へ向かいます」
通信端末から、謎の人物に連絡を入れている男。
橋の崩れるさまを影から見ていたのは、
イシュヴァールの戦いでマスタングの元で戦った兵士たちだ。
あのイシュヴァール以来の作戦に、どの面々も一様に表情が自信に満ちている。
件の通信端末の相手はロイ。
あのときの作戦以来、ロイを良い上官だと評価していた兵士たちは
この最大の戦局を乗り切るために、この地に集まってきていた。
中央に配置換えになったロイに対し、戦場の勘が鈍っていなけりゃいいと軽口を叩くものもいるが
その言葉尻の向こう側には、かつてのイシュヴァールでの恩義の厚さが窺える。
彼らは軍服を脱ぎ、一般人と同じ平服での作戦行動をとりながら中央へと向かった。


【合同演習本部】
ブラッドレイ不在の演習本部に、一本の電話が。
「まんまと利用されましたな、ハクロ少尉」
「……なんだと?」
その内容は、中央に向かう列車がテロに合い、
橋が爆破されて列車もろとも落ちた、と言う内容だった。
同じ頃、同じ内容の話がグラマンの耳にも届いた。
片手団扇を扇ぎながら「あーこわいこわい」とまるで他人事だ。


【セントラル(?)の工場跡】
ブラッドレイ行方不明の一報を知るのは演習場の面々だけではなかった。
「大総統はいない。セリム・ブラッドレイも父親に付いて行った」
緊張感纏わせ、淀みなく戦闘準備を重ねていくのはリザ。
「動けるのは今しかない……という事ね」
ホルターには短銃、ジャケットの内側にはショットガンの弾丸。
用意したショットガンが、正常に作動する事を確認する。
「行くわよ、ブレダ少尉。フュリー伍長」
彼女の傍には、脱走兵として追っ手のかかったブレダとフュリー。
そして有能な忠犬、ブラックハヤテ号。
階級付けで呼ばれたブレダは「今はただの脱走兵ですよ」と事も無げに言うが
ブレダの一言に「あ~~~~~お先真っ暗だ…」と項垂れるのはフュリー。
そんなフュリーの様子にリザは「大佐に責任とってもらいましょ!」と眉根を下げた微笑を返した。


【中央指令本部】

大総統が行方不明という一報は、中央の上層部を混乱させた。
慌てふためく上層部の面々を、外側から考察するのはオリヴィエだ。
「所詮、自分の損得で動き、民章の事を考えぬ烏合の衆か」
ブラッドレイは行方不明でセリムもいない。上層部は混乱している。
動くチャンスか?と内心画策したオリヴィエだったが、その背後に異様な気配を捉えた。
あまりの威圧感に動く事も出来ない。
背後のものはオリヴィエの肩をポンと叩くと「皆落ち着け」と静かに言った。
「中央には私がいる」
その正体は、地下から出向いてきた【お父様】ことホムンクルスとスロウスだった。


【中央近郊のスラム・カナマ】

人づてにたどり着いたのは、父親の元。
「来たか。 エドワー…どうッ!!」
再びの再会。そしていきなり殴りかかるエドワード。
【どうッ!!】のところで機械鎧の拳でホーエンハイムをぶっ飛ばした。
ひと殴りし、すっきりしたエドワード。
その向こう側では、殴られた頬に手を添えながら
「右で殴るなんて酷いじゃないか」とホーエンハイム。
しかし、立ち直りは早い。
エドの連れを「友達か?」と訊くホーエンハイムに、
「いや、俺はこいつらのボス」というのはグリリン。
ハインケルたちは、成り行きの連れだと深さのない返答だ。
 




今日はここまで。
でも、今から風呂はいるので
目が冴えたら続きを書きますよvvv

あぁ、まぶたが重い……
 

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