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主にネタバレ&感想 ガン×2発売日直後は要注意 制作日誌もちょろり 無精なので出現率低し
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えー

ご無沙汰しております春陽です。




別館ジャンルPUSH中にてこちらが疎かになっておりますが、
エドウィン熱はまだまだ健在でございます。



今月も驚愕の事実がてんこ盛り。


完全バレ、いっきまーすvvv
折りたたみをポチッ☆とopen♪


少しだけ書き足しました。
全部はやっぱり無理っ……orz
あしたまた挑戦します









セントラルの歓楽街

マダム・クリスマスの店に顔を出しているロイ。
カウンターで一服しながら、マダムはロイになにやら書類封筒を投げよこす。
「セリム・ブラッドレイはまともな人間じゃなかった」
その封筒の中身は、数枚の古い写真。

20年前…
35年前…
40年前…
50年前…

どの写真にも、今と差ほど姿の変わらぬセリムが写っていた。
政府要人の傍に写る小さな姿     
大総統についても調べたが、生まれ育ったといわれている場所には
彼を知る人物は誰もなく、単に書類上の故郷とされているということだった。
ここまでの調査の苦労を労うロイに、マダムは骨が折れたと溢す。
が、それもセリムの事実を知って全て吹っ飛んでしまったらしい。
今まで何故ばれなかったのか?
学校などへの書類は改ざんして適当に提出してしまえばよい。
大総統の息子という権限があるからこその手段。

そんな会話の外では、不穏な動きが広がっていた。
マダムの店を見張る2人の男。
そこに聞き込み役なのか、別の雰囲気の男が合流する。
ロイはまだ店の中だ。
彼をつけ回っていた男たちは、彼の女癖に辟易していたらしい。
いつもフラフラ女遊びしやがってと愚痴をこぼす。
しかし、合流した男が慌てたように付け足す。
ただの女遊びではなかった、と。
「あのマダム・クリスマスという女、本名はクリス・マスタング。マスタング大佐の養母だ」
驚愕の事実に、慌てて店へと乗り込む男たち。
しかし、ここはロイのほうが一枚上手だった。
店はもぬけの殻。
その次の瞬間、店は大爆発を起こす。
店ごと吹っ飛び、黒焦げになる男たち。
その店の地下、下水道坑へと降りていたロイは、虎の子である起爆スイッチへ手を掛けていた。
地下に響き渡る爆発音。
「あーあ、あたしの城が……」
その言葉とは裏腹に、あっさりした様子のマダム。
ロイはすかさず、また買ってあげるからカンベンしてよと笑う。
店はいらないと言うマダムは、しばらく世間から姿を消すらしい。
店の女の子たちは、ボディーガード付きで外国へと非難させたようだ。
もろもろの事について有難うと礼を述べるロイ。
立ち去り際、出世払いでねと【ロイ坊】と未だに呼ぶマダムに、
「…いいかげん坊や扱いはやめてもらえないかなぁ」と軽く息を吐いた。

その地下道の奥、隠れた縦穴を入ると扉を一枚開いた。
「遅いですよ大佐 置いて行っちまうところだった」
そこにはブレラ・フュリー・リザの三人と、頼もしい忠犬ブラック・ハヤテ号が。
ブレラの憎まれ口も今は頼もしい。
そう溢すロイは、久々の再会に満足そうな笑みを浮かべた。
大総統側に尾行れなかったかと訊くロイに、何かあればハヤテ号が反応するとリザ。
あまりのブラハのお役立ちっぷりに、階級でもつけてやりたいと言ったのはフュリー。
少尉あたりでどうだ!と冗談を言うロイに、フュリーは「僕より上!?」とちょっとショックを受ける。
ブラッドレイ一家の動きは、先3日まで把握済み。
大総統とセリムは東部の遠征へ出ているが、大総統が列車事故で谷底へと言う情報を聞いて
思わず「すげぇ!」と声を上げるブレラ。だが、予想の範囲だったらしい。
その仕業をあっさりとグラマンだと言い当てる。

大総統もセリムも行方不明。
千載一遇のチャンスか、はたまた落とし穴か。

「落とし穴だとしても進むしかないでしょう」
悟ったようなブレラの一言に、フュリーも同意する。
逃げるなら今のうち……と言い出したロイに、3人は口をそろえる。
「何を今更」
覚悟の表情でリザが口を開いた。
「命令を」
三人の表情に視線を送るロイ。

そして、

「……今の我々が持っているのは戦場への片道切符 失敗すれば元に戻る事は出来ない
 となれば 諸君らが守るべき命令はただ一つ」


「『死ぬな!』 以上だ!」



その命令に、三人は淀みなく答える。

「アイアイサー!!」





セントラル アメストリス軍本部

軍幹部が長机を取り囲む。
その上座には【お父様】ことホムンクルスが陣取る。
ロイたちの動きは、既に幹部も把握するところだ。
こそこそと言うよりも、思い切ってと言う感があると幹部は告げた。
「奴なら次にどう動く?」
自分よりも、より世俗に近い幹部たちのほうが把握できると踏んでの質問。
その問いにしばし沈黙する幹部たちだったが、それを打ち破るようにオリヴィエが口を開く。
       私がマスタング大佐の立場で背水の陣というのなら
                   まず ブラッドレイ婦人を手中におさめますが」
冷静な判断。
その言葉にホムンクルスは言う。
「無駄な事を」と。



セントラル郊外

木立の囲む中、明かりのない一本道をふさがれ、身動きの取れない一台の車。
「頭脳派の俺にこんな仕事させんなよ」     と、ブレラ。
「一番肉体労働派みたいな身体してるじゃないですか」    と、返すフュリー。
車に乗っていたのはブラッドレイ婦人。
その運転手とSPを伸し、婦人を誘拐する為にロイたちが取った行動だった。
後部座席で脅えた様子で固まっている婦人に、申し訳ありませんと断わるリザ。
今まで有能な夫の部下であったと思っていた婦人は「なぜ貴女がこんな事を!!」と困惑顔だ。
リザと反対側の扉から顔を覗かせたロイ。
驚き、一層表情を硬くした婦人に「一緒に来ていただけますかな?」と手を差し伸べた。


「使えん人質を取って自ら逆臣の汚名を着るか?」

軍本部の一室。
オリヴィエの予想通りの行動をしたロイを、ホムンクルスはバッサリと切り捨てた。

「まったくもって 人間とは度し難い」



セントラル郊外 スラム近くの森

グラトニーとプライドとの死闘は、いまだ決着をみていなかった。
一点の明かりもない暗闇のはずが、的確にグラトニーの位置を掴み、
止まる事無く波状攻撃を繰り出すランファンとリン。
その畳み込むような攻撃で、グラトニーの中の賢者の石の力を削いでゆく。
「てめぇ こんないい女が隠し玉とはスミに置けねぇ!!」
リンの内側に引っ込んでいるグリードは、そのランファンの活躍に上機嫌だ。
グラトニーは、暗闇なのに自分の位置がワれる事が不思議で仕方がない。

王族及びそれを守るものは、気の流れを読む事は自分の掌を見ることのように簡単……

暗闇で夜目が利かないエドの横から、気配をまったく感じさせず
そう小難しく説明したのはフー爺さんだった。
暫くセントラルに潜伏し、大きな気を探っていたのだという。
さっそく感知し、付いてきてみたらこの惨事だったらしい。
暗闇の中、気を頼りに戦況を探るフー爺さん。
すぐ目の前には大きな気が2つ。 それはグリードとグラトニー。
その奥の森に更に大きな気が一つ。 正体はプライド。
そして最後に察知したのは、スラム街にある他の3つの気とは比べ物にならないくらいの大きな気。
あまりの気の大きさと異様さに表情が硬くなるフー爺さん。
するとゴリさん曰く「たぶんエドおやっさんだろ」とあっさり。
お前の父は人間ではないのかと驚く負フー爺さんを、エドは「あいつに害はない」と落ち着かせた。
兎に角、グラトニーはランファンに任せておけというフー爺さんに、
エドは「やっぱ今戦ってんのはランファンか!」喜びの表情だ。
機械鎧をつけて半年。
それで戦線復帰は有り得ないと絶句するエド。
その言葉通り、ランファンの機械鎧の接合部あたりに痛みが走るようになっていた。
慣れない機械鎧を補うように、おもむろに手榴弾を手にしたランファンは、
何の躊躇も無くそれをグラトニーに向かって放り投げた。
エドたちのすぐ目の前での爆発に、思わず危ねぇと愚痴りながらも、
こんなもん使うのはあの女しか……と思い知ったと同時に、何かひらめくエド。




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